ACCU財団法人ユネスコ・アジア文化センター

国際教育交流事業による韓国教職員招聘プログラム

ACCU国際教育交流事業として、韓国の教職員を招聘し、教育の資質向上と相互理解の促進を目的とすするプログラムが実施されます。福島県では福島県教育委員会が協力にあたり、2005/1/25~1/28に小中高校の教員25名が来福し、交流を深めます。

※ふく・かん・ねっとでは、当事業においてホームビジット受け入れ等に協力をしています。

 

歓迎レセプション

2005年1月25日(火) 19:00~21:00

会場:福島ビューホテル

 

<レセプションに出席したメンバーの感想>

●福島ビューホテルで韓国教職員訪問団の歓迎レセプションに参加してまいりました。 ホーム・ビジットに参加する12名のメンバーも出席し、自宅に来る予定の先生たちと隣の席にしていただいたため、相手の様子もわかってお互いに 安心できたのではないかと思います。

 

レセプション終了後、先生たちをカラオケにお誘いしたところ、みなさんチマチョゴリを着たまま来てくれて大盛り上がりとなりました! それにしても、韓国の方はみなさん歌や踊りが好きだし、上手ですね。 今日は猪苗代湖のそばのホテルに泊まって、明日と明後日はまたビューホテルに宿泊とのことです。 福島を十分に楽しんで行かれることを祈っております。 (S)

 

●本当に楽しいレセプションと、カラオケでした。 チマチョゴリ、パジチョゴリを着た先生方とのカラオケは韓国好きの私にとって大げさですが、一生の思い出となりました。さて、ホームビジット受け入れ家庭の皆様!何人かの方に何が食べたいですか?とお聞きしたところ、辛いものがなんでもいいから食べたいそうです。日本料理もいいですが、 ひとつぐらいコチュジャンを使ったものを出して差し上げるとよいと思います。 お掃除やお料理など、大変かもしれませんが明日の授業には極力出席し、韓国語ひとつでも覚えましょう!では、 金曜日楽しいホ~ムビジットとなりますように。 (K)

 

●レセプションと その後のカラオケ、大変楽しかったです。 レセプションについては、県関係者、しかも知り合いが結構いたのでちょっと驚きましたが。。。

ひとつ興味深いことがありました。カラオケが終わって、帰ろうとしているとビジット予定の女性が私のところに来て、 「私たちはこんなにはしゃいでしまって失礼にあたりませんか?」とまじめな顔でたずねました。 すごくみんな楽しそうで、とてもよかったとしか思ってなかった私ははじめぜんぜん意味が飲み込めなかったのですが、聞き返しているうちに、これが文化の違いなのだ、と分かりました。

 

初めてお会いするのに、あまりはじけてしまってもしかすると失礼だったかもという意味のようでした。 はじけている人を普段見慣れている私にはちょっと衝撃でした。 しかし、この出来事によってなぜかはわかりませんが、韓国に対しさらに興味がわきました。 (T)

<ホームビジット受入れ>

2005年1月28日(金)

会場:ホストファミリー各家庭

 

◆ホストファミリーとなったメンバーの感想

 

◆ホームビジットで我が家にもキム・ビョンジュさん(28歳・女性・中学校の英語の先生)とホ・ヨンチョルさん(38歳・男性・小学校6年生の担任)のお2人がやって、とっても楽しい時間を過ごすことができました。

 

娘がハングルでお2人の名前と「어서오세요」を紙に書いて、壁に飾り付けしたり、私も例年より早くひな人形をだしたり、おじいちゃん、おばあちゃんも巻き込んで、家族全員で、この日を心待ちにしていました。

 

ヨンチョルさんは広島大学で一年間、勉強したことがあり、日本語が流暢で、とっても助かりました。お2人とも、さすが先生!!私のつたない韓国語を直してくれて、沢山、単語も教えてくれて(私が覚えたかは??)、すごくいい勉強になりました。

もっともっと勉強して、自分の気持ちを伝えられるようになりたいと心から実感しました。

 

ちょうど金曜日は主人の母の誕生日だったので、思いがけなく韓国語で祝ってもらって母はうれしくて泣きそうになっていました。

 

また、食事の後は、男チームと女チームに分かれて、ヨンチョルさんが持ってきてくれた윶놀이という4本の棒を使った韓国のすごろくをして、時間も忘れて盛り上がり、10時にビョンジュさんとヨンチョルさんが住むテジョンとテグでの再会を約束して、お見送りとなりました。

 

帰り際に、娘は2人から抱きしめてもらい、ますます我が家は韓国人の心の温かさに感動。

本当に短い時間でしたが、忘れることのできない貴重な経験となりました。

 

多分、普段以上のエネルギーを使ったからでしょうか、昨日は安堵感と筋肉痛(?)でボーっとしていましたが、ラッキーなことにたくさんの料理が残ってて、朝、昼、晩とほとんど作らずに済みました。アハハ。

やはり、掃除や食事など大変なことはありましたが、ちょん先生やメンバーの方に背中を押して頂いて、思い切ってホストファミリーになって、よかったです。

本当に感謝しています。ありがとうございました。

◆ホームビジットとても楽しかったです。

私の家に来た女性二人は、年代も近く、結構話も盛り上がりました。

(그리고 에픈사림이었는데, 좋았어요)

 

来月私がソウルに行くときに、おいしい店に連れて行ってくれるということなので、また楽しみが一つ増えました。

韓国語もいくつか教わったので、それを忘れないようにして、現地で使ってみたいと思います。

 

講座でもお話したとおり、掃除も料理も翻訳も私だったので、(嫁はかぜ気味でした)

そして私にしてはかなり酒を飲んだので、今日はやっと講座に行きました(それにしてもうちの嫁は、日本語でたくさん質問を作っており、それを順に話すだけでした。)

 

多少準備は大変な面はありましたが、またこういう機会があればぜひ参加したいと考えております。

 

◆私の実家で両親が受け入れてくれました。きてくださったのは私と同い年のイ・ウンチャン先生(35歳、男性、小学校)と日本語が達者なシン・ウンスク先生(42歳、女性、中学校)のお二方です。

 

まずはビールで乾杯し、その後お酒を飲みながらスキヤキをつつきましたが、最初から盛り上がり野菜は煮詰まるし、肉は固くなるほどでした!両親も私も外国の方を受け入れるのは初めての経験でしたが、本当に楽しく、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

 

また、私の実家は、とても日本的な造りのため、掘りごたつや神棚、雪見障子など珍しかったらしく、ビデオや写真に熱心に撮っていかれました。9時ごろ、他のメンバーのご一家とそこにホームビジットにこられていたお二方も合流し、そこからまた盛り上がりまして、教育委員会より督促のお電話をいただいたほどでした。

 

とにかく楽しくて、また年齢など関係なく同じアジア人としてとても心が通えるのを実感でき、両親も私もまた是非お会いしたいなぁと、皆さんが帰ってからも夜1時頃まで余韻に浸っておりました。本当に良い機会を与えていただき、感謝!また両親にも感謝!の夜でした。ありがとうございました!

 

尚、ウンチャン先生の奥様(やはり小学校の先生)がヨンさまの大ファンで、下記のホームページを ご自分で運営されているそうです。

 

◆我が家にはイム・テヒ先生(45歳・男性・高校の日本語の先生)、イ・ミソン先生(45歳・女性・高校の音楽の先生・とても45歳には見えなかった・・・きれいな方でした)のお二人がいらっしゃいました。

 

 今回のホームビジットで「案ずるより産むが易し」という言葉の意味がホントーによくわかった気がします。

(いや、私の場合は「あたって砕けろ」のほうが近いかも・・・)

料理、言葉、習慣・文化の違い・・・事務局からお話をいただいてから いろいろ考えていましたが、「え~い」ッとやってしまったらあらら、こんなもんなのね・・・という感じでした。

 

 準備にはてんやわんやでしたが、義母にいろいろと助けてもらい、本当に感謝、感謝でした。

私がお二人を迎えに行っている間、あたたかい内に召し上がっていただけるようにてんぷらを揚げていてくれて、おかげで揚げたてを食べていただけました。

「てんぷらは韓国にもあるけれど、上手にできないので、あまりやらない。このてんぷらはとてもおいしい」

とミソン先生が言ってくださり、特にかぼちゃのてんぷらがお気に召したようでした。

 

  また、席につき「いただきます」といってからなかなか食べる様子がないので私たちが「???」 と思っていたら、テヒ先生が「私たち韓国人は一番年長の方が箸をつけるまで、食べる事はできないのです」

と遠慮がちに言ってくださいました。なんて美しい文化なのでしょう。

 

その後、義母が喜んで食べ始めたのはいうまでもありません。子供たちの心にもきっと響いたはず・・・

 

  それから、娘のピアノの指導をしていただいたり、カルタで盛り上がったり・・・ (あ、私の発音もたくさん直していただきました。トホホ・・・)

 

 時間はあっという間に過ぎてしまいました。また会いましょう、とお約束をして別れました。

私もやはり、土、日とぼ~ッとしてしまい、やっと今日目覚めたような感じです。

でも、ほんとうに豊かな時間を過ごすことができました。機会を与えてくださった皆様、ありがとうございました。

◆先日22日の午後に初級コースのMさんと雑談しているとき、28日にKさん宅に今回のホームビジットでMさんが会いに行かれると聞いて、好奇心旺盛な悪い癖が出てしまい、つい「私も行きたい!」と口走ってしまいました。

 

言った後で私が行っても、話せるわけでもなく、歌えるわけでもなく、踊れるわけでもなく、しまったと思ったのですが、Mさんのすばやい対応に後れを取り、行くことにしました。(もう、Kさんに連絡しといたわ、とのこと)

 

当日少し遅れて行ったのですが、宴は最高潮を迎えており、挨拶もそこそこに、みなさんと楽しい時間を過ごすことが出来ました。

 

Kさんのご主人とキムさんがとても意気投合して、見ている周りも人たちも、とても羨ましい(!?)関係でした。

 

初めて韓国人と会ったときは、全然聞き取れなかったのですが、2回目、3回目と回を重ねる毎にちょっとずつですが、聞き取れる言葉が出てきました。今回は英語の先生たちなので、言葉は韓国語と英語とで、会話してくださいました。

 

みんなで会話してると誰かしら単語を口に出して言ってくれるので、3人寄れば文殊の知恵の通り、とても楽しく、また勉強になりました。(時には韓国語が話せる人たちに混じるのも、いい経験ですね) 

 

あっという間に時間が過ぎ、お別れの時間になりましたが、次回再会を約束して、ホテルの前でお別れしました。 今年もまた韓国に行くぞ!という思いを胸に秘めつつ、帰路についたのは言うまでもありません。

◆ホームビジットの25名をふくかんネットで受け入れ出来た事はとても素晴らしいと思います。25日ビューホテルで歓迎レセプションをした同じ日、東京で韓日友情年 2005年の開幕式で小泉首相が、いろいろお話していました。が、私は、今回の様な人と人のつながりが、一番大切だと感じました。韓国にまた家族が増えてうれしいです。

 

ちょん先生が前日に料理の先生だと言っちゃったから、家にいらっしやる柳さん(男性)が、「私ラッキー、良かった」とにこにこ、プレッシャーでした。自宅訪問前に何度もお会いしていたので、あまり気を使わずに、楽しく会話しながら食事ができ、柳さんは海鮮鍋を自分でおかわりしてくれて、 嬉しかったです。日本語を話せない李さん(女性)中学の英語の先生は、美人でしとやかでした、子供達と塾の事や将来なりたい職業や芸能界の話などで盛り上がりました。9時過ぎ、 ご近所の菅野さん(同じホームビジット受け入れ宅)まで家族でお送りする夜道で、李先生が「ここは空気が綺麗ね!そしてこんなに星が見えるなんて素晴らしい、」(英語で)すると普段から気象に興味のある夫が、いきなり空に向かって言いました。「あの星がポラリスです!・・・・」娘と私は、爆笑しました。いいですねー。一瞬でしたが我が夫が、ヨン様に見えたのですから。笑。

 

2日後の夜電話が来ました。柳さんでした。お料理もおいしかったし楽しかった。福島の皆さんによくして頂いて大変嬉しかったです。あすの朝に大阪空港から帰ります。韓国に来たら必ず連絡して下さい。私は電話を置いてからしばらく満ち足りた気分に浸っていました。

 

ホームビジットに参加させていただいて本当に良かったです。ノムノム ヘンボッケヨ!

 

◆ホームビジット無事終了しました。

火曜に初めてお会いし、レセプションにカラオケ。木曜には韓国語中級クラス(夜)にお誘いし教育問題などいろいろな話をおききしました。

 

そのあと居酒屋へ。

皆さん日本語、英語が堪能でしたが敢えて韓国語だけで会話しました。

 

そして金曜日は夕食にご招待しました。家に来てくれたのは、グループリーダーで清洲外国語高校で英語を教えているkim Ik Hwan先生(男)と、安東の小学校で英語教師の Choi Su Jung先生(女)です。

 

夫とは初対面でしたが金先生は日本酒をたくさん召し上がり英語で政治問題などを話し大変もりあがりました。途中他のメンバーも加わりChoi先生が持参してらしたチマチョゴリを着て記念撮影したりまるで昔からの知り合いのように過ごしました。

 

そして韓国で会うことを硬く約束しました。朝お見送りしたときはとても寂しくて一緒について行きたいぐらいでした。本当に楽しかったので、情が移ってしまったようです。

 

そして、きっとこの4日間でみなさんが、福島のことが大好きになったに違いありません。私のつたない韓国語を辛抱してきいてくれてありがとう。また会える日を楽しみにしています。

 

それまで  ヨルシミ ゴンブ ヘヤデヨ!

◆事務局より

今回のホーム・ビジットにご協力いただいた方々、そのご家族の方々にも御礼申し上げます。

昨日、教育庁のごの担当の方からお電話があり、皆様にくれぐれもよろしくとのことでした。

 

「福島にいる4日間の間に先生たちの表情がだんだん明るくなっていくのがわかりました。本当に皆さん楽しそうで、ふく・かん・ねっとの皆さんのおかげです。」という言葉が本当にうれしく感じられました。

 

ホーム・ビジットの時には、あるメンバーなどはホテルに帰ってきてからも 部屋になかなか戻ってくれず、「○田ヒョ~ン!」と抱きつかれていたそうです・・・ホスト・ファミリーの家で歓迎されて飲んだお酒が、よほど美味しかったのでしょうね!

今回私は家の事情でホスト・ファミリーはできなかったので、お世話役としてレセプションだけ参加する予定でした。 ところが、レセプションの後のカラオケ、27日には中級講座の方たちとの食事会に参加、28日の夕方にはなぜかホテルのロビーに浴衣を届けていました・・・

何人かの女性教諭が浴衣を探していると聞き、なにげに立ち寄ったデパートでなんと1500円の浴衣を発見! 合計7枚をゲットして、ホスト・ファミリーの方々が迎えにきている場所で、まるで呉服屋さんのように浴衣を広げておりました。

 

 

皆さん欲しかったようですが、通訳のおじさんが「教材として使う日本語の先生が優先ね!」と言ってくれて、なんとか無事に完売いたしました。

 

じつは、今回のレセプションの前日に県の担当の方から電話があり、どなたか着物で参加していただけないかという要望がありました。

急なことだったので、なかなか皆さんの都合がつかず、結局、メンバーおふたりに無理を言って着物姿で出席していただきました。 お二人には感謝、感謝です。

 

韓国の皆さん、やはり着物には興味津々で、写真を撮ったり、触ってみたり、うれしそうでした。

そういえば、私たちもきれいなチマ・チョゴリを見ると、つい触ったり、めくったり?してしまいますので、誰でもきれいな物は大好きという事ですね。

 

何人もの先生たちに、「韓国に来たら絶対に電話してね!」と声をかけていただきました。

みなさん、これを機会にまた韓国のお友達の輪を広げていきましょうね!

 

◆事務局長より

韓国先生方のホームビジット。皆さん、本当にありがとうございました。

 

大変楽しかった、という声が、あちこちから聞こえました。受け入れてくださった、皆さんだけでなく、韓国先生方も、何倍も楽しかったことに間違いないでしょう。

 

今年は、日韓国交正常化40周年そして、日韓友情年です。

今回の、ホームビジットで、お互いの友情の芽生えがあったのではないでしょうか。

これからは、この芽を大切にし、そして大きく育てていく・・・・まさに、日韓友情年にふさわしい、新年の出会いではなかったのではないでしょうか。

 

今回、引き受けていただいた方だけでなく、これからも、この様な機会がありましたら、積極的にご協力くださるようお願いいたします。

 

最後のなりましたが、今回のホームビジットは、事務局の佐藤さんが、最大の功労者です。皆さんに、快く引き受けてくいただくための、説得?など本当にカムサハムニダ・・・。